新居に太陽光発電システムの設置をしてみたい、けど
「設置にかかる費用が心配」
「どのくらい電気代がおトクになるの?」
「都や市の助成金ってどうなっている?」
などなど、わからないことがいっぱい。
そんな太陽光発電について
メリット・デメリットと合わせてまとめてみました。
2023.03.07
太陽光発電システムのメリット
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再生可能エネルギーで二酸化炭素排出量削減に貢献
自然エネルギーである太陽光を利用することで
限りある資源を大切にできます。
また、発電時に二酸化炭素を発生させない太陽光発電は
脱炭素社会を目指す中で欠かせない存在です。 -
光熱費の削減など、経済的メリット
太陽光発電システムには
さまざまな経済的メリットがあると言われています。- 昼間に作った電気で自給し、単価の高い昼間の電気代を削減
- 余った電力は電気会社に売電
- 蓄電池を併設することで、昼間に蓄えた電気を夜間に利用可能
- 再生エネルギーによる自給で「再生エネルギー賦課金」の負担減
- 昼間に作った電気で自給し、単価の高い昼間の電気代を削減
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災害・停電時の電力を確保して防災力を高められる
太陽光発電システムを設置することで、
災害などで停電になっても電力を自給することができます(※)。
加えて、蓄電池があれば電力を蓄えられ、災害時の夜間の停電にも備えることができます。
※機種によって、停電時に電力を利用できない
あるいは所定の操作が必要になるなど、仕様が異なる可能性があります。
設備の詳細な仕様についてはご利用の太陽光発電システム設備機器メーカーにご確認下さい。
太陽光発電システムのデメリット
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発電量は天候・立地等に左右される
雨の日・曇りの日は、発電量が少なくなります。
また、雪の日や夜間は発電することができません。
加えて、建物の形状や築年数や、陽当りによっては
設置に向いていない可能性も考えておく必要があります。
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設置にコストがかかる
経済産業省「令和4年度以降の調達価格等に関する意見」によると、 2021年度の住宅用太陽光発電システム設置に必要な費用相場は
「1kwあたり平均28.8万円」と言われています。※1
家庭用太陽光発電システムの容量は10kw未満とされており、
一般的には3~5kwで設置される方が多い印象です。
これを参考に、5kw分の太陽光発電システムを設置しようとした場合
おおよそいくらになるのかを計算すると、
28.8万円 × 5kw = 144万円
となり、少なくとも約144万円の費用負担があると考えられます。
こうした初期の設置コストを抑えるために、
住宅ローンに組み込んだり、
自治体の補助金を利用したり、
0円ソーラーと言われる初期費用の掛からない太陽光発電業者を利用したりなど、
様々な導入方法を検討してみることも大切です。
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定期的なメンテナンスが必要
太陽光発電システムにも、やはり製品寿命があります(およそ20~30年)。
少しでも劣化を防ぐために、適切なメンテナンスを行ったり、
廃棄の際にリユース・リサイクルの対応をとってくれる業者を探しておくなどの準備も必要です。
太陽光発電システムについてのQ&A
- 再生エネルギー賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)ってなに?
再生エネルギー普及を目的とした「固定価格買取制度(FIT)」を運用するため、
全国一律の単価(円/kmh)で電気使用量に応じて徴収される賦課金。
太陽光発電などの再生エネルギー利用分にはこの賦課金についての減免措置があります。
TEPCO東洋電力エナジーパートナー/賦課金等について(外部リンク)
▲「光熱費の削減など、経済的メリット」へ戻る - 再生可能エネルギー固定買取制度/FIT制度とは?
太陽光発電システムで発電した電気を電力会社に売る「売電」。
この売電について、電力会社が一定価格かつ一定期間買い取ることを
国が約束する制度が定められています(再生可能エネルギー固定買取制度/FIT制度))。
FITの期間は10年間とされていますが、
制度の適用期間が終了した後にも
太陽光余剰電力の買取サービスがある電力会社を利用することで売電を続けることが可能です。
▲「光熱費の削減など、経済的メリット」へ戻る - 太陽光発電の設置費用も住宅ローンに組み込める?
可能です。
新築住宅の購入や注文住宅で新築をする際の住宅ローンに、
太陽光発電システムの設置費用も組み込むことは可能です。
デメリット②の例から、
5kw分の太陽光発電システムを設置をした場合の金額およそ144万円を
新築住宅や注文住宅の購入の住宅ローンに組み込むとすると、
月々の支払にプラスされる金額は
約 3,818 円 / 月額
となります。
(金利:0.625%(変動金利)、返済期間:35年、頭金0円で計算した場合)
上記はあくまで一例ですが、
これを30日で割ると一日あたり約128円。
毎日コンビニのコーヒーを買ったくらいの支払い額になります。
ただし、住宅ローンの金利や借入額は個人の状況や諸条件により異なります。
詳細な住宅ローンの条件等は金融機関や担当の不動産営業にご相談ください。
▲「デメリット/設置コスト」へ戻る - 自治体の補助金はある?
東京都では、2025年から新築住宅等に
太陽光発電システムの設置を義務化する流れもあり、補助金制度を敷いています。
その他にも、太陽光発電設備や蓄電池などの設置に対する補助を行っている自治体もあるので
住まいをお探しのエリアの制度はチェックしておきましょう。-
PICKUP ヒカリ企画近隣の自治体の取り組み(外部リンク)
- ・東京都環境局|太陽光発電設備の設置に対する東京都の助成事業
- ・東京都環境局|(令和4年度)災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
- ・東村山市|令和4年度住宅用太陽光発電システム設置費補助金
- ・昭島市|令和4年度住宅用新エネルギー機器等普及促進補助金
- ・東大和市:令和4年度・制度なし
- ・武蔵村山市:令和4年度・制度なし
- ・立川市:令和4年度・制度なし
詳細は各自治体のホームページなどをご覧下さい。
▲「デメリット/設置コスト」へ戻る - 「0円ソーラー」ってどういうしくみ?
初期費用0円で始められる「0円ソーラー」(リース型・電力販売型等)なら
住宅購入のご予算とは切り離して
(住宅購入額を上げることなく)初期費用0円で太陽光発電を利用することができます。-
【電力販売タイプ(エネカリプラス等)】
- ・契約者の住宅に事業者が太陽光発電設備を設置する
- ・発電された電気は事業者のものとなり、契約者は事業者から電力を購入する
- ・契約満了後、太陽光発電設備は契約者の物となる
- ⇒ 発電された電気は普通料金よりも安く設定されいて、光熱費を削減できる!
- ⇒ 余剰電力があっても売電することはできない
- ex. 東京電力グループ TEPCO「エネカリプラス」(外部リンク)
- ・契約者の住宅に事業者が太陽光発電設備を設置する
- ・設備を利用する対価としてリース料を事業者に支払う
- ・発電された電気は契約者のものとなり、電力の自給や余剰分の売電ができる
- ・契約満了後、太陽光発電設備は契約者の物となる
- ⇒ 発電した分を利用するのには費用が掛からない!
- ⇒ 余剰電力の売電収入を受け取ることができる!
- ⇒ 一定のリース料が掛かるため、日照時間や時期などによってはマイナス費用となってしまう可能性アリ
- ex. 東京電力グループ TEPCO「エネカリ」(外部リンク)
- 事業者に太陽光発電設備設置のため屋根を貸して、
その賃料のみを受け取る仕組み。電気は事業者の物のため利用できない。 - 事業者の費用で太陽光発電を設置(所有権は建築主)。
【リースタイプ(エネカリ等)】
【屋根借りタイプ】
【施主所有による売電権の譲渡モデル】
▲「デメリット/設置コスト」へ戻る
以上、太陽光発電について、メリット・デメリットのご紹介でした。
センチュリー21ヒカリ企画では、住まい探しのご相談はもちろん、
「新築住宅に太陽光発電システムを付けて住宅ローンに組み込みたい」
などのご相談も承っております!
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【 関連リンク 】
・PICKUP|東大和・武蔵村山近隣でさがす太陽光発電の家
【 参考資料 】
1) 経済産業省|PDF|「令和4年度以降の調達価格等に関する意見」
2) 経済産業省資源エネルギー庁|買取価格・期間等|固定価格買取制度|なっとく!再生可能エネルギー(外部リンク)
※メリット・デメリットにはさまざまな見方があります。
ヒカリ企画として考えるものを記載しておりますのでご了承ください。