<「条件付きだったっけ?」――ちょうどいい自由で建てた、余裕のある家>
賃貸の更新をきっかけに始まった住まい探し。
建売は好みに合わない、かといって注文住宅では要望がなかなか通らない――そんな"中間の悩み"を抱えていたご夫婦がたどり着いたのは、わが家の建築条件付き土地でした。
「条件付き」と聞くと縛りが多そうに思えるかもしれません。でもお二人の答えは「むしろ次の打ち合わせが待ち遠しかった」。
息の合った掛け合いとともに、その家づくりの道のりを伺いました。
お二人に聞いた、「わが家」でよかった3つのこと
- 1. 「条件付き」なのに、注文住宅をやっている感覚だった。
間取りは一から要望で組んでもらえた。設備も好みのものを選べた。「あれ、条件付きだったっけ?」と思うほど、自由度が高かった。 - 2. 間取りは自由、選ぶのは迷わない。
リビングを広げ、ポーチを伸ばし、間取りはとことん自分たちらしく。キッチンやお風呂は標準のPanasonicから、見た目も機能も納得のものを。 - 3. 妥協しない、けど、やりすぎない。
憧れの吹き抜けはデメリットを数えてやめ、代わりに天井を上げた。「かっこよさ」より「毎日の快適さ」で決めた家は、住み心地に大満足。
PROFILE

- ご家族構成
- ご夫婦
- 土地面積
- 133.05㎡
- 延床面積
- 118.41㎡
- 完成
- 2026年3月


- まず、家づくりをしようと思ったきっかけはありますか?
-
[奥さま]
前は賃貸に住んでいて、更新が近づくにつれて「新しいところを探そうか」というところから始まりました。 -
[ご主人]
まあ、若干ノリだったところもあって(笑)。「とりあえず行ってみよう」って、最初は建売を結構見に行ったんです。 でも、結局あんまり好みのものがなくて。「だったら建てたほうがいいんじゃない?」と。
- - 当時の賃貸に、「ここが嫌だから引っ越したい」というのはあったんですか?
-
[ご主人]
西日ですね。低層マンションの最上階の、一番端の部屋だったので、西日がひどくて。 エアコンをつけても家が暑い、みたいな(笑)。
-
[奥さま]
仕事部屋に機械がいっぱいあるからこそ、西日が心配になっちゃって。部屋自体は割と広かったので、不満はほぼその環境だけ。だからこそ次は、環境も間取りも納得できる家にしたかったんです。
- - 当初は、大手ハウスメーカーで話を進めていたそうですね。
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[奥さま]
A社さんとも進めていたんですが、担当者の方が好むプランに誘導されていく感じがあって、最終的には「これ以上は変えられません」となってしまって。 -
[ご主人]
自由に建てたくて注文住宅を選んだのに、というもどかしさは正直ありましたね。
- - そこから、どうしてわが家に?
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[ご主人]
土地の件でご縁があって、担当さんと話す機会があったんです。自分たちが「こうしたいんです」と言った間取りの話に、その場で使い勝手までいろいろ考えて返してくれた。 その第一印象が大きかったですね。
-
[奥さま]
あきらめかけていたことを「うちでもできますよ」と言われて、「えっ、できるんですか?」って(笑)。 帰りの車の中で、ずっと説得したんです。 「何でも言いたいのに言えない人と、何でも言える人、どっちが理想の家をつくれると思う?」って。 -
[ご主人]
もどかしさが溜まっていた分、「よっしゃ、かなう!」みたいな爆発とうれしさはありました(笑)。 - 「建築条件付き」に、もともとどんなイメージを持っていましたか?
-
[奥さま]
「その土地を買ったら、そこの会社で建てなきゃいけない」というのと、建てるうえでも縛りが結構あるのかな、と。早めに決めなきゃいけないとか、設備も「この中から選んでね」みたいな感じなのかなって、やっぱり思っていました。 -
[ご主人]
一般的には、用意されたプランがあって、間取りはちょっとしか変えられない、色味だけ変えられます、というイメージですよね。
- - 実際にわが家で建ててみて、どうでした?
-
[ご主人]
「条件付き」という感覚が一切なかったです。むしろ「あれ、条件付きだったっけ?」って(笑)。 間取りは一からこちらの要望で組んでもらえたので、普通の注文住宅をやっている感覚でした。というか、「何が違うの?」という感じで。 -
[奥さま]
最初は隣の区画で話をしていて、途中でこちらの土地に変わったんですが、プランの話がまったくそのまま進んだんです。 「他に変更点が出てくるかな」と思ったら全然なくて。「条件付きって何だろう?」というのは、ちょっとありますよね(笑)。 すごく自由度が高かったです。 - こだわったポイントを教えてください。
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[奥さま]
本当に一か所一か所にこだわりがあるんですけど、一番は「余裕のあるスペース」です。 うちは家の中にいても、キッチンにいたら二人ともキッチンにいる、みたいに同じ場所にいることが多くて。だから余裕を持ったスペースをつくらないと、狭く感じてしまうんです。配置は最初から頭の中にありました。 -
[ご主人]
設備はメンテナンス性重視です。最初の価格だけじゃなくて、何年使えるか、その後の修理や交換、光熱費まで含めて、どちらが得かという選び方をしました。 - キッチンは標準のPanasonicですね。
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[奥さま]
もともと見ていたのが、今ついているPanasonicのものだったんです。 見た目重視で選びましたけど、機能もよくて。掃除もすごく楽です。
- - リビングを広くするために、譲ったところもあるとか。
-
[奥さま]
ランドリールームです。最初のプランでは、リビングが一マス分手前で、その分ランドリーが出ていたんです。でも、こちらの主張は「とにかくリビングを広く」。「犠牲にするなら、そこしかない」となって(笑)。 -
[ご主人]
実際にその広さのランドリールームを見に行って、体感したら「これだけあったら相当広いな」って。そうしたらもう、譲るしかない(笑)。 -
[奥さま]
ランドリーは実際狭いんですけど、二人暮らしで洗濯物がすごく出るわけでもないから、十分干せるし、使い勝手は悪くないんです。 「ここ収納いけるんじゃない?」なんて言いながら、結構試行錯誤しましたよね。 -
[ご主人]
お風呂ももともと一畳分大きかったのを小さくして、その分リビングに突っ込んでいます。ここを減らしたから、この大空間ができたな、というのはありますね。
- - 憧れをあきらめた部分もありますか?
-
[奥さま]
吹き抜け、やめました(笑)。 もともとこの辺り(ダイニング上)、ごっそり吹き抜けの予定だったんです。でも、デメリットを挙げていったんです。 うちは中華鍋をカンカン振るし、魚もバンッとさばくから、においが絶対に上に充満する。光熱費もかかる。電球交換はどうするの? 私は虫が嫌いだから、上に虫がたまったらどうするの?って(笑)。挙げていったら、デメリットしかなくて。 -
[ご主人]
「ただの空間だけじゃん」って(笑)。かっこよく見せるためだけに、そこまで犠牲にするなら、と吹き抜けはやめて、代わりに天井を上げました。 カーテンも普通のドレープじゃないものにして視覚的に高く見せて、ドアはハイドアにこだわって。値段は張りましたけど、一本のラインが入るだけでスッと視界が抜けるんですよ。 -
[奥さま]
完成後の家具の配置もすごく考えていて、このソファもわざと斜め置きなんです。 まっすぐ置くと通路に圧迫感が出るので、「じゃあ斜めにしようか」って。そこからの見え方がまたいいんです(笑)。
- - 階段も、お二人で一緒に悩まれたそうですね。
-
[ご主人]
最初はスケルトン階段で行こうとしていたんです。 でも検討中に、他社の展示場で実物を歩かせてもらったら「いや、意外と怖いぞこれ」と(笑)。 -
[奥さま]
私も性格上スケルトンがダメで、「ストレートはやめて、曲がってくれないと怖い」と言っていたので、そこは意見が一致しました。 やりたいことを全部詰め込むんじゃなくて、実際に体感して取捨選択したのは正解だったと思います。
- - 太陽光で悩まれる方も多いんですが、お二人はどうでした?
-
[ご主人]
うちは必須条件だったのでつけましたが、蓄電池の容量や売電するかどうかは悩みました。 住んでみたら、南面にすごく日が当たる土地で、思った以上に発電するんです。住んでみないと分からないことが多かったですね。 -
[奥さま]
太陽光は土地によると思うので、自分たちの土地のどこに建つのかも含めて検討するのがいいと思います。
- - 逆に、絶対に譲らなかったところは?
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[奥さま]
玄関ポーチです。工務店さんも最初は「そんなに伸ばさなくていいんじゃない?」という反応で、ずっと半信半疑だったと思うんですけど(笑)。 うちは外観がシンプルなスクエア型だからこそ、間口のイメージが大事なんだと力説して。 -
[ご主人]
趣味で魚を買いに行くので、大きなクーラーボックスを抱えて帰ってくるんです。 玄関前で二人が立ち往生して、一人が一段下がって待つのが嫌で(笑)。前の賃貸が、玄関を開けてすぐ階段だったのもプチストレスで。 奥行きが一マス増えただけで、全然違いますね。 -
[奥さま]
玄関自体も広げました。担当さんのお宅の玄関がすごく広くて、「人がいても、物を運んでもストレスがない。絶対広いほうがいい」と心に誓って(笑)。 今では「家のどこが一番好き?」と聞かれたら「ポーチ」と答えるくらいです。 - 打ち合わせで迷わなかった秘訣はありますか?
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[奥さま]
ほとんどの人は、最初は理想だけを詰め込んでいると思うんです。でも、実際に自分がそこで作業する、移動する、と考えたときに、「自分が生活しているイメージ」がちゃんとないと、理想的な形にはならない。 -
[ご主人]
うちは提案されたプランをコンビニでコピーして、間取り図の上で小さい人形を歩かせていました(笑)。 「ここにスペースがあって、ここで作業したときにどれだけ余裕があるか」、とにかくイメージをリアルにする。理想だけだと、狭くなったり動線が悪くなったりするんです。
何を妥協すればいいかも、それで明確になる。
- - ショールームにもかなり通われたとか。
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[奥さま]
打ち合わせがない日も、ほぼ毎日どこかのショールームでイメージを膨らませていました。
目で見る情報量が絶対だと思っていて。壁紙の名前とか、外壁の名前とか、結構覚えちゃいました(笑)。 -
[ご主人]
街を歩けば「あの住宅街の外構がいいね」って、いろんな所を見に行きました。 きれいに統一された街並みを見て「ここに交じりたい」って言ったこともあります(笑)。 - スタッフとのやりとりで、印象に残っていることは?
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[ご主人]
自分たちの意見を尊重しすぎてもよくないと思ったので、毎回工務店さんに「ご自身だったらどう思います?」と聞いていました。 外構も「どういう色合いがいいと思いますか?」って。 いつも工務店さんが「これがいいですよ」「それはちょっと」とはっきり言ってくれるから、フェンスはほぼ提案そのままです(笑)。 プロの第三者の意見は本当に大事ですよ。 -
[奥さま]
担当の原さんから「コンセントはいっぱいあったほうがいいよ」と言われて多めにつけたのに、住んでみたら「ここにも欲しい」が出てきて、増設してもらったくらい(笑)。せっかくの注文住宅で延長コードを使うのは、ちょっと負けた気がするので、そこはかたくなです。住みながら、まだ家を育てている感覚ですね。
- - 担当さんのご自宅も見学されたんですよね。
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[奥さま]
それが一番大きかったかもしれません。 ショールームは見栄え重視で、「この生活感のなさはないよな」という世界じゃないですか。担当さんのお宅はリアルな生活の家で、行った瞬間「えっ、広くない?」って(笑)。 LDKは十八〜十九畳と聞いて、びっくりしました。 -
[ご主人]
うちは最初、LDKを広くしたくて二十二畳でプランを作っていたんです。 でも収納が足りないとなって、LDKが二十畳を切ってきたときに「えっ、大丈夫?」と不安になって。 そのタイミングで見せてもらったから、「この広さで何も不便ないね」と安心できた。あれはよかったよね。
- - 工事中は、ほぼ毎週現場に?
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[ご主人]
毎週いました(笑)。平日も早く帰れたら現場に寄って、「大工さん、7時までまだいるね」って。 大工さんに毎回スタバを差し入れしていたので、現場のゴミ箱がスタバの缶だらけになっていました(笑)。 -
[奥さま]
大工さんが現場でいろいろ提案してくれるんです。 リビングの柱も、本当は普通の四角だったのを、「どうせインパクトがあるんだから、太くしちゃえばそっちのほうがかっこいいんじゃない?」って、実際に付け足して見せてくれて。「うん、それでいきましょう」と、その場で決めました。 -
[ご主人]
シューズクローゼットの上の空きも、「手が届かないし、掃除が面倒だから塞いでほしい」と相談したら、大工さんがその場で業者さんに確認して塞いでくれました。 うちに入ってくれた職人さんは四人だけで、みなさんフランクで、いい人ばかり。 電気屋さんもすごく親切でした。「人に恵まれたな」って思います。 -
[奥さま]
誰が造ってくれているか分かる安心感は大きかったです。毎週会っているから、伝達のイレギュラーも全然なかったですし。 - 住み始めて、「こうすればよかった」はありますか?
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[奥さま]
それが、ないんです。みんな「快適そう」と言ってくれますけど、本当に「こうしたらよかった」が出てこない。 「こうしたら面白いよね」はあっても、マイナスは今のところゼロです。 -
[ご主人]
快適すぎて、一階にいる時間が本当に長くなりました。 夜、ソファにボテッと座って部屋を見渡して、「いや、やっぱりいいわ」って(笑)。この間は深夜テンションで「ちょっと玄関から入り直してくるわ」って、一人で入り直していました(笑)。 -
[奥さま]
完成した家に母を招いたときもうれしかったです。家具まで入った空間を見てもらえて、「本当によかったね」って。 - お引き渡しのあとのことも聞かせてください。
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[ご主人]
住んでから、窓の建て付けが気になったことが一度あったんですが、連絡したらすぐに調整してもらえました。ああいう対応の早さは、住んでからの安心につながりますね。
※編集部注:木造住宅は季節の温度・湿度で柱や建具がわずかに動くため、夏や冬を越えたあとに引き戸などの建て付け調整が必要になることがあります。調整で直りますので、何かあればお気軽にお声がけください。
- - 最後に、これから家づくりをする方へメッセージをお願いします。
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[奥さま]
理想を詰め込むだけだと、狭くなったり、動線が悪くなったりします。 「自分たちがそこでどう暮らすか」を先にイメージして、実物を見て、体感して決める。そうすれば決めるのは怖くないし、むしろ楽しいですよ。 -
[ご主人]
迷ったらプロに聞くことです。「あなただったらどうします?」って。自分たちだけで抱え込まないのが、いちばんの近道だと思います。
- - 本日はありがとうございました。お二人の息の合った掛け合いに、こちらまで楽しくなるインタビューでした。
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*主寝室:旅行好きのご夫婦らしく「ホテルの部屋」がコンセプト。クロスで遊び、同じ空間にシャワーと洗面を配置。
*アクセントクロス:落ち着いたバーガンディーにゴールドの組み合わせ。「落ち着いた空間に、落ち着いた色のアクセントを」。
*仕事部屋:ホワイト基調で「明るく集中できる空間」に。背面は将来のドリンクスタンド計画に合わせ、あえてグレー系のデザインクロスを選択。
*LDK:グレーを帯びたアースカラーのクロスで、植物や土の色と調和。通路との抜けを考えたソファの斜め置きがこだわり。
*玄関ポーチ:「家の中で一番好きな場所」。シンプルなスクエア型の外観に、奥行きのあるポーチが表情を添える。
- >> ご成約時に頂いたアンケートはこちら
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>> こちらの施工例フォトライブラリ
1. 建売は、ちょっと違う。でも要望も、なかなか通らない。
- 2. 「条件付き=縛られる」と思っていました
- 3. 妥協しない、けど、やりすぎない
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*左:Panasonic V-Style、右:アイカ スマートサニタリーU1200
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*一本のラインが決め手。ハイドアが空間を高く・広く魅せるLDK。
*「奥行きをもう1マス」のこだわりが実現した、ストレスフリーの玄関。
4. 迷わないコツは、暮らしを先にイメージすること
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5. 住んで感じる、「マイナス、ないんです」
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*バーチカルブラインドで、高さを魅せる工夫。
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Library - 2階・各部屋のご紹介











